台湾には、22の県・市に98,028か所の防空避難施設(防空壕)があります(2026年9月版の政府オープンデータ)。いちばん早い探し方は、Kuku 防災助手を開くことです。近くの避難施設が距離順に並び、ネットがなくても調べられます。画面は日本語で、施設の名前と住所は中国語の原文のままなので、現地の標識とそのまま照らし合わせられます。「中国語が話せません」と大きな文字で伝えるカードや、救急隊に見せる救急カード(決まった項目は繁体字中国語)もあります。このページでは、ふだんのうちに避難施設を見つけておく方法、警報が鳴ったときの使い方、データの出典を説明します。
防空避難施設とは?
防空避難施設は、各県・市の政府と警察局が「防空疏散避難設施」として登録している場所で、日本語でいう防空壕にあたります。多くは建物の地下階にあります。1か所ごとに住所、階数、定員が決まっていて、たとえば「地下1階、定員66人」のように示されます。
登録されている施設の多くは民間ビルの地下室で、ふだんは施錠されていて、一般には開放されていません。公共の避難施設は学校、駅、駐車場、官公庁にあり、Kukuでは「公共施設」で絞り込むと選び出せます。
台湾全体で98,028か所あり、台北市がいちばん多いです。県・市ごとの数は「台湾22の県・市に、防空避難施設は何か所ある?」をご覧ください。
いちばん近い防空避難施設はどこ?
Kuku 防災助手を開いて位置情報を許可すると、近くの避難施設が、すぐに近い順に並びます。位置情報をオフにしたままでも、地図を自宅や職場のあたりまで動かして探せます。
「公共施設」「定員」「500m以内」の3つの絞り込みで候補を減らせます。1か所をタップすると住所、階数、定員が見られ、お気に入りに追加したり、家族の集合場所にしたりできます。
避難施設をタップして「徒歩ルート」を押すと、オフラインでルートを計算できます。台湾の22の県・市すべてで使えます。いつもの地図アプリで案内してほしいときは、画面いちばん下の経路案内ボタンを押します。こちらはネットが必要です。
照合したいときは、內政部警政署(台湾の警察庁にあたる機関)の「防空避難專區」に台湾全土の一覧と地図があります。こちらもネットが必要です。
ネットがないときは、どうやって調べる?
ネットがなくても調べられます。98,028か所の避難施設のデータと台湾全域の広域地図はアプリに入っているので、機内モードでもそのまま使えます。あなたの位置情報はスマホの中だけで計算し、送信しません。
22の県・市すべての徒歩用の道路データも入っているので、どこでもオフラインで徒歩ルートを計算できます。
災害時はネットが混み合ったり、切れたりしがちです。ふだんのうちに一度アプリを開いて、地図と位置情報が正常に動くか確かめておいてください。
ふだんでも入れる?
ほとんどの場合、入れません。避難施設の多くは民間ビルの地下室で、ふだんは施錠されているか、一般には開放されていません。入れるかどうかは、現場の管理者が決めます。Kukuは場所、階数、定員を示すもので、中に入れることを保証するものではありません。
ふだんのうちに、自宅と職場の近くの1〜2か所まで歩いて、入口と標識の場所を確かめておくことをおすすめします。くわしくは「防空避難施設には、ふだんでも入れますか?」をご覧ください。
警報が鳴ったら、まず何をすればいい?
まず、スマホに届く政府の緊急速報(災防告警訊息)を確認し、現場の警察、民防(民間防衛)の担当者、建物の管理人の指示に従ってください。政府の警報と指示は、どのアプリよりも優先されます。
次にKukuを開いて、いちばん近い避難施設を確認し、歩いて向かいます。そこに入れなければ、近くにある頑丈な建物の地下階や、窓から離れた内側の部屋を探してください。
Kukuは警報を受信できず、あなたの代わりに通報もしません。火事、けが人、事件のときは、直接119か110に電話してください。より詳しい行動の手順は、台湾の國防部全民防衛動員署が公開している「全民安全指引」(国民向けの安全ガイド)をご覧ください。
中国語がわからなくても使える?
使えます。Kukuの画面は繁体字中国語、英語、日本語、韓国語に対応していて、端末の言語に合わせることも、手動で切り替えることもできます。避難施設の名前と住所は政府データの原文のままで、翻訳しません。現地の中国語の標識や住所表示と、そのまま照らし合わせられます。
大きな文字のメッセージカードは7枚あり、「中国語が話せません」「避難所まで連れていってください」「119番に電話してください」などがそろっています。タップすると画面全体がひとことのメッセージになるので、周りの人に見せられます。救急カードの「救急隊に見せる」モードは、決まった項目を繁体字中国語で表示し、あなたが選んだ言語も並べて表示するので、救急隊にも読めます。
Kukuにはアカウントがなく、個人情報を何も入力せずに使えます。
データはどこから?どれくらい新しい?
避難施設のデータは、22の県・市の政府と警察局が政府オープンデータサイト(data.gov.tw)で公開しているデータセットをもとに、「政府資料開放授權條款」第1版(台湾の政府オープンデータライセンス)に従って整理しています。現在は2026年9月版で、98,028か所を収録しています。
各県・市のデータセットの更新日は異なり、いちばん古いものは2022年8月、いちばん新しいものは2026年9月です。県・市ごとの更新日は「データの出典・ライセンス」に載せています。AEDと210か所の病院は衛生福利部(台湾の厚生労働省にあたる省庁)、警察の施設は警政署(台湾の警察庁にあたる機関)、消防の施設と災害時の避難所は消防署(台湾の消防庁にあたる機関)のデータです。地図データ:© OpenStreetMap contributors。
データはアプリの更新と一緒に配信され、設定画面の「このアプリについて」でバージョンを確認できます。